疲れやだるさがとれない、立ちくらみや眩暈がする、集中力がおちた、等さまざまな症状を伴う女性の不定愁訴には栄養バランスの乱れが関係している場合が多くあります。血液検査によって自分の体の状態を知り適切な栄養素の補給を行うことによって、愁訴の改善だけではなく全身のバランスの改善にもつながります。
また最近の子供たちはライフスタイルの変化から、生活時間は夜型となり、外で遊ぶという習慣も薄れてきています。また、食生活の乱れ、偏食、インスタント食品、ダイエット、個食、孤食をきたしています。その結果感情のコントロールが不良になったり、体力や運動能力の低下につながっています。
たんぱく質は細胞の重要な構成成分であり血液、筋肉、酵素、ホルモン等全てがたんぱく質からできています。ビタミンは人間は体内で生合成できない微量栄養素であり、代謝の調整を行っています。ミネラルは体の殆どの機能に密接にかかわっている重要な栄養素ですが、毎日の食事から十分にとることは不可能に近いと考えられています。
このように成長期のお子さんには以上のような栄養素が必要なことはご理解いただけたでしょうか。
また妊娠中のお母さんの、つわり、むくみ、貧血、いらいらなど辛いことの原因が栄養不足と関係していることが考えられています。またおなかの赤ちゃんにとってもお母さんからもらう栄養は産まれる前も生まれてからもとても大切な命の源です。夜泣きをしない、ミルクを良く飲む、免疫力がある、穏やかで育てやすい・・こんな赤ちゃんはお母さんの胎内で必要な栄養素をたっぷりもらって産まれてくるのです。特にビタミンB群は胎児の脳神経の発達に欠かせない栄養素であり、IQに関して比較したデータなども報告されています。最近の妊婦さんは産後の体重増加を嫌ってきちんと栄養を取らないために胎児が栄養不足になっていることが多く、そのために膵臓のβ細胞が未熟なまま出産されてしまい、将来的に糖尿病になる確率が増えていることもわかっています。
普段の食事だけで、バランスの取れた栄養素を補うことは難しいことです。そんな時にはサプリメントが便利ですが、本当にあなたに必要なサプリメントは何で、どのくらい飲めばいいのか、といったことを適切な形でご提供する、それが当院のサプリメント外来です。 |